北海道内において『パーラー太陽』などを運営する太陽グループの公益財団法人太陽財団は2月27日、札幌市のホテルオークラ札幌において「令和3年度助成対象事業贈呈式」を開催した。
公益財団法人太陽財団は、全道を対象とした地域貢献として地域に密着した対象事業の助成活動を実施しており、今年度は109件の応募の中からスローガンである「今、できること。」に相応しい活動を厳正に審査し、地域の伝統を継承する事業、障がい者・高齢者福祉の充実向上を目指した事業等、学生からシニアまでの幅広い世代による北海道の各地域で繰り広げられる観光・産業、社会福祉、教育・スポーツ、芸術、伝統・文化などの広範多岐にわたる19団体を選定。助成金額は1306万1000円。21年間での助成件数は398件、総額約2億8500万円となった。
東原俊郎理事長は「今回で21回目となりましたが、この活動を25回、30回、40回と続けていきたいと思っております。当然、我々の業、パチンコ、スキー場、学校法人など厳しい状況の中ではありますが、続けていきたいと考えております」と挨拶し、19団体に助成目録を贈呈した。
来賓挨拶では、太陽グループの狩峰和彦副社長が平沢勝栄復興大臣の挨拶を代読。「東原理事長は昔から積極的に社会貢献されており、この地域で活動する団体への助成もその一つです。厳しい中で頑張っているボランティアの団体や組織にとっては何よりの力として励みになったのではないかと思います。東原理事長によって北海道には活気があり、全国でこの様な方々が出てこられれば日本は更に住みやすい国になる事と思います」とした。また、助成団体を代表して岩見沢ねぶたプロジェクト実行委員会の藤本代表が謝辞を述べた。
昨年は太陽財団の地域助成事業開始から20年を迎えた節目の年だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い北海道が先行して緊急事態宣言を発出したため贈呈式を中止。今年は21年目のリスタートにあたり、感染拡大防止対策を厳重に行った上での開催となった。