経済産業省大臣官房調査統計グループは15日、特定サービス産業動態統計調査における2021年2月分の確報を公表した。
パチンコホールの売上高は1970億5900万円で、前年同月比での増減率はマイナス25.8%。全国10都府県に出された緊急事態宣言の影響により、売上高は1月からさらに落ち込んだ。売上高の前年同月比でのマイナスはこれで20カ月連続。
店舗数は対前年同月比マイナス3.1%、遊技機の設置台数は同マイナス1.3%とそれぞれマイナス。また、従業員数では、正社員が同マイナス3.9%に対し、その他従業者は同マイナス15.2%と、その他従業員の大幅なマイナスが続いている。
パチンコホール以外の対個人サービス業における趣味・娯楽関連4業種においては、ゴルフ場とゴルフ練習場のゴルフ関連が前年同月比でそれぞれプラス。ゴルフ場の前年同月比プラスは6カ月ぶり。一方、遊園地・テーマパーク、ボウリング場はパチンコを上回るマイナス幅を記録。特に遊園地・テーマパークに関してはマイナス73.3%という厳しい業況となっている。