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旧規則機の撤去期限延長等により遊技機販売台数は半減以下に、セガサミー21年3月期決算は減収減益

セガサミーホールディングスは13日、2021年3月期の連結決算を発表。売上高2777億4800万円(対前期増減率マイナス24.2%)、営業利益65億5300万円(同マイナス76.3%)、経常利益17億1500万円(同マイナス93.2%)、当期純利益12億7400万円(同マイナス90.7%)。コンシューマ分野が前期比で大幅増益となった一方で、旧規則機の撤去期限延長により新規則機に対する需要が落ち込み、遊技機販売台数が大幅に減少したため、減収減益となった。

遊技機事業では、パチスロにおいて「パチスロ北斗の拳 宿命」(1万7456台販売)、「パチスロ七つの大罪」(6207台販売)、「パチスロ頭文字D」(5369台販売)など、5タイトル計3万5273台(前期は12万3336台)を販売。パチンコにおいては「P真・北斗無双 第3章」(4万3901台販売)、「P交響詩篇エウレカセブン HIを販売)を販売した結果、売上高531億9800万円(対前期増減率マイナス51.0%)、経常損失113億3200万円(前期は経常利益227億8100万円)となった。

今後の遊技機事業においては、「販売・稼働シェアナンバー1」「安定収益体質の構築」を目標に掲げ、撤去期限を迎える旧規則機の入替需要に向けて主力タイトルを含む新作の投入を進めるとともに、開発費抑制や部材共通化によるコスト効率の向上を図るなどし、2022年3月期は、パチスロ10万1000台(前期比プラス6万6000台)、パチンコ10万3000台(前期比プラス3万4000台)の販売を見込む。

リゾート事業においては、「フェニックス・シーガイア・リゾート」が新型コロナウイルス感染症の影響を受け、集客数の大幅な落ち込みが見られたことから施設利用者数は前期比65.7%に留まった。また、日本国内におけるIR参入に向けた費用が発生したことに加え、PARADISE SEGASAMMY Co.,Ltd.が運営する「パラダイスシティ」においても感染症の影響が大きく、売上高は63億2000万円(対前期増減率マイナス39.7%)、経常損失は89億7900万円(前期は経常損失53億5400万円)となった。

なお、2021年3月期の連結業績予想については、遊技機事業、アミューズメント機器分野等の収益回復が見込まれるとして、売上高3120億円(前期比プラス12.3%)、営業利益200億円(同プラス205.2%)、経常利益200億円(前期は17億1500万円)、当期純利益140億円(同プラス998.1%)とした。

セガサミーホールディングス株式会社


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