フィールズは13日、2021年3月期の連結決算を発表した。
それによると、売上高387億9600万円(前期比マイナス41.7%)、営業損失22億4100万円(前期は7億1300万円の営業利益)、経常損失20億3200万円(前期は9億3900万円の経常利益)、純損失34億5200万円(前期は4億9000万円の純利益)と、赤字に転落した。
主力事業であるパチンコ・パチスロ事業では、市場の購買マインド低下や度重なる緊急事態宣言の影響により販売台数の伸び悩みや商品の販売スケジュールの延期を余儀なくされた結果、通期の販売台数はパチンコが3タイトル5万124台(前期比マイナス8万6328台)、パチスロが8タイトル4万5787台(同マイナス9096台)の9万5911台(同マイナス9万5424台)に留まった。
パチンコ・パチスロ事業においては今後、環境変化に即した商品企画・開発、マーケティングプロモーション、販売、保守に至る活動プロセスの抜本的な見直しを行い、そのプロセスをDX化していくことで、成熟市場においても効率的に収益を確保し、持続的な成長が可能な事業基盤の構築を目指す。2022年3月期の見通しとして、第1四半期に発売した「ぱちんこ GANTZ極」「ぱちんこ ウルトラマンタロウ2」の販売台数が計約3万5000台と順調に推移しているという。
円谷プロダクションは期中、ファン層に適した実写・アニメ等の映像作品を映画・テレビ・配信等を通じて国内外に提供してウルトラマンファンを拡大し、映像事業とライセンス事業の双方で収益化する中期事業戦略を推進。また、NTTドコモ社との協業により、円谷プロ公式定額制デジタル・プラットフォーム・サービス「TSUBURAYAIMAGINATION」の提供を開始したほか、ライセンス事業領域においてはアパレル・食品等の大手企業とのパートナーシップを新たに獲得、海外事業領域においても中国市場中心に大きく利益に貢献する等国内外とも順調に推移した。
なお、2022年3月期の連結業績予想について現時点での開示は見送り、合理的な予想の開示が可能となった段階で速やかに公表するとしている。
サンヨーには敵わんよコイツら