SANKYOは13日、2021年3月期の連結決算を発表した。
売上高581億2900万円(前期比マイナス25.9%)、営業利益65億8700万円(同マイナス47.5%)、経常利益74億8800万円(同マイナス44.4%)、当期純利益57億4900万円(同マイナス55.9%)。市場環境の回復を見越していた下期に販売攻勢をかけるも、厳しい市場環境を背景に販売台数は当初の計画を下回り、減収減益となった。
パチンコ機関連事業においては、「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2」(3万2100台販売)や「新世紀エヴァンゲリオン 決戦 真紅」(1万4500台販売)、「コードギアス 反逆のルルーシュ」(1万3600台販売)など9タイトル(リユース機を除く)を発売したが、総販売台数は12万6565台(前期比マイナス15.4%)となり、売上高523億1000万円(同マイナス13.6%)、営業利益129億1600万円(同マイナス12.8%)。
パチスロ機関連事業では、「シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星」と「パチスロ アイドルマスター ミリオンライブ!」の2タイトルを発売。販売台数は7679台(前期比マイナス73.4%)に留まり、売上高30億2200万円(同マイナス73.6%)、営業損失18億9000万円(前期は24億円の営業利益)となった。
2022年3月期の見通しでは、パチンコにおいては実績のあるシリーズ機、新規版権とのタイアップ機などファンに対し訴求力の高い機種を提供。また、パチスロは販売タイトル数を前期の2タイトルから4タイトルに増加させ、通期でパチンコ15万4000台、パチスロ3万台の販売を計画。これらを踏まえ、2022年3月期の連結業績予想は、売上高730億円(前期比プラス25.6%)、営業利益89億円(同プラス35.1%)、経常利益96億円(同プラス28.2%)、当期純利益66億円(同プラス14.8%)と、前期比増収増益を見込む。