中国遊技機商業協同組合(中国遊商)は13日、広島市のANAクラウンプラザホテル広島において第51回通常総会を開催した。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止並びに出席者の安全を考慮し、リモート併用の開催となった。
冒頭、挨拶に立った松原陽輔理事長は「今年度は新基準機に変わる過渡期となることに併せて、引き続きコロナ禍での厳しい営業が予測されるが、3年ぶりに認定申請が復活することになり、明るい兆しが見えてくるのではないかと期待しているところ。業界として抱えている課題は山積しているが、関係団体と連携を図りながら対応していく」と語った。
事業報告によると令和2年度の確認証紙交付実績は2万4515件(前年度比マイナス4452件)、3万4905台(同マイナス6252台)であった。社会貢献事業においては日本赤十字社広島県支部へ不織布マスク2万6000枚の寄贈や献血バスを利用した献血活動等に加え、子供事故防止に向けた巡回活動や全国クリーンデーへの参加、AED講習会などを開いた。また、行政に対する支援として島根県防犯連合会等へ「特殊詐欺撃退講座リーフレット」等を寄贈、中国5県防犯連合会への計30万円の寄付を行うなど、コロナ禍中でありながらも可能な限りの支援を継続した。
役員改選においては、指名推薦で理事14名と監事2名を選出。新理事決定後に開かれた理事会において、松原氏に代わり、専務理事であった山本基庚氏の新理事長就任を決議した。山本新理事長は「私たち一人ひとり、一社一社ではそれほど大きなことは出来ないが、組合員全社が一丸となれば大きな力となり、様々な困難に立ち向かえるはず。情勢を正しく認識し、固い絆のもとにそれぞれの立場と役割を果たし、業界の発展に努めていこうではないか」と呼びかけ、就任の挨拶とした。