回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)は5月25日、東京都文京区の東京ドームホテルにおいて、令和3年度通常総代会並びに組合大会を開催。今年も総代会は書面決議とし、役員など最小限の人数で感染防止対策を徹底しての開催となった。
行政挨拶では、警察庁生活安全局保安課の小堀課長の挨拶を同組合の松尾専務理事が代読。その中で、コロナ禍の厳しい状況を受けて一部改正された遊技機の計画的な入替に関する21世紀会決議事項について「貴組合としても大変厳しい判断だったと推察する。新たに示された目標を確実に達成し、旧規則機が計画的に着実に撤去されるよう、引き続き尽力されたい」とした。また、不正が入り込む隙間なく点検確認を徹底するなど中古機流通における安全確保を求めた。
通常総代会で任期満了に伴う役員改選によって承認された新役員、理事、監事の発表が行われ、大饗裕記理事長の3選が決定。就任挨拶に立った大饗理事長は、まずは昨年来の経過措置の延長も相まって組合員の商売が大変苦しい立場になっていることについて、「経過措置の延長は、コロナ禍の中で緊急避難的に6団体で一致団結して決議し、21世紀会の決議も再延長という事で、苦しい苦しい状況の中の延長は本当に申し訳ない気持ち。3度理事長を拝命したというのは、昨年来の責任をしっかりと果たせということだと身の引き締まる思い」と述べた。
また今後については「来年の春にはメダルレスのパチスロ機が出て来ると思う。非常に厳しい状況の中、待った無しでファンに喜んで頂ける、そしてホールさんに買って頂ける機械を供給されるよう、しっかりとやっていきたい」と、新仕様のパチスロ機に期待を寄せた。
※理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。