兵庫県遊技業組合連合会青年部会は18日、神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸において第46回定時総会を開催。全4議案を審議し、全て原案通り可決承認した。
米田邦広部会長は、新型コロナウイルス感染症拡大における業界の対応を振り返り、「一部のパチンコホールの対応がマスコミにスケープゴートにされ、業界の社会的信頼に大きな影響を与えたこと、またパチンコホールが3密になりやすくクラスターが発生しやすい場所であるかのごとくイメージダウンを受けたことを非常に苦い思い出。そのような中でも、全国青年部連合会が感染症科の大学教授に監修をお願いして、パチンコホールの換気実証実験の映像を作成し、ホールの換気能力が他業種の施設に比べて非常に優れていることがテレビやマスメディアを通して多くの人に伝えることができた」と、青年部会としての成果を強調した。
一方、社会貢献活動をはじめとした昨年の青年部会の活動については、「コロナ禍の影響で思ったようば活動ができずに非常に残念な思いでいっぱい」と悔しさをにじませつつも、「本年は各種福祉団体等と緊密な連携をとり、社会的弱者の方々と直接触れあい、真に支援を求めている方々に対して青年部会の特色を生かした社会貢献活動を実施できれば」と意気込みを述べた。
来賓祝辞では、兵庫県警察本部生活安全部の岡村好文保安課長、兵庫県遊技業組合連合会の平山龍一会長が登壇。岡村課長は「昨年の緊急事態宣言では、皆さんにとって大変不本意な状況で注目されるようになったパチンコ業界だが、その後はクラスターの発生等もなく、逆に施設の安全性が大いにアピールできる状況となったと感じている。これは感染症予防に取り組んでこられた皆さんの努力の賜物」と、コロナ禍における感染防止対策の取り組みを高く評価。そのうえで、ホール駐車場における子どもの車内放置事故防止対策、旧規則機の計画的かつ確実な撤去など、ホール運営のより一層の適正化、健全化への取り組みを求めた。
また、平山会長は自身が青年部会長として初めて開催した社会貢献活動「はぁ~とふるふぁんどフェスタ」を継続して実施していることへのお礼を述べるなどした。