全国遊技ビジネス振興会(全遊振)は8日、2021年第6回ウェブセミナーを開催した。
曽我部康二会長は、ワクチン接種が経済回復への起爆剤になるとして「地域の身近な存在であるホールスタッフの方々がお客様のワクチン接種の予約の手助けをしてあげるとよいのではないか」と所感を述べた。
第1部では、三井慶満顧問が「業界の今後の展望」をテーマに、今後のパチンコ業界が目指すべき近未来の姿について持論を展開。「人は新しい能力が求められる時代に入っている。ホールでの単純作業ではなく、店の売上に直結できる、お客様を魅きつけることのできるスタッフ以外は、全てロボットに置き換わるのではないか。既に、自店では清掃ロボットを採用しており、労働の苦情を聞くこともなく、無休で淡々と稼働している。その延長線上では、呼び出しランプ対応ロボットが出現するだろう。そういった中でヒューマンな心(褒める・共感)に顧客は魅かれていくだろう」と、ハイレベルな接客が求められるとした。また、ホールの問題点として「今までと同じようなことをしていると、ホールの仕事は成り立たなくなる。どう変わる、変えるのかはそれぞれの企業で考え行動するのでしょうが、言えるのは、変化するしかないということ。世の中はどんどんスピードを上げ、変わっている。ところがホールは変わっていない、そこが問題」と指摘するなどした。
その後、第2部は全国ネット被害者救済ネットワーク理事の柏木啓一氏が「トラップをかける!ネット誹謗中傷加害者の特定をより簡単に~被害者の立場からパニック症の原因となった加害者を野放しにしない~」をテーマに、そして第3部はリスペクトマインドの武内臣介氏が「リソース再分配~設置期限延長の今、再構築すべき優先事項~」をテーマに講演した。