日本遊技関連事業協会(日遊協)は16日、本部会議室を拠点に定例理事会を開催した。
理事会後に行った記者会見で西村拓郎会長は「横断的な組織の強みをさらに強化していくとともに、他団体と連携しながら日遊協の役割をしっかり果たしていきたい」と日遊協としての使命感を語った。
記者会見では、エンターテイメント健康保険組合(アミューズメント雇用環境協会)認可の件や遊技機の大型化に関する検討会の審議状況などについて報告があった。同日開催された2回目となる遊技機の大型化に関する検討会では、大型化という表現が抽象的であることから、具体的に問題点を洗い出していく方向で進め、「遊技機がここまでしか開かない」「作業の制限がある」「段ボールの保管」といったホールからみた問題・課題点をメーカーと共有。これについて西村会長は「日遊協は横断的組織であり、メーカー各社も会員の一人であり、日遊協内部でキャッチボールができる環境にある。会員だけでなく、全日遊連の阿部理事長にも参加いただいている」と述べ、要望の場ではなく問題共有を進める検討会へと導きたい考えを示した。
このほか、退任した堀内文隆専務理事の後任候補として、御手洗伸太郎氏(元九州管区警察局長)が顧問に就任したことを報告した。