神奈川県遊技場協同組合(神遊協)は10月28日、神奈川県庁において「抗原検査キット配布事業」への支援として、「抗原検査キット」8000人分を黒岩祐治知事に贈った。
これは、9月から神奈川県が新型コロナウイルスの感染拡大に備えた取組みとして、ワクチンを打つことができない小学生以下の子どもがいる家庭に、約77万人分の「抗原検査キット」の配布を始めたことを受けて、同組合と神奈川福祉事業協会が共同で8000人分のキットを寄贈したもの。伊坂重憲理事長は、「一日も早く日常に戻って欲しい」と述べ、黒岩知事に目録を贈呈。これに対し黒岩知事は「ものすごい検査キットが必要となるが、このたび寄贈をいただき助かります」と謝意を述べ、伊坂理事長に感謝状を贈った。
その後、地元放送局のインタビューに答えた伊坂理事長は、「特に子どもたちが健やかに育っていただくことを願っており、今回、子どものいる家庭に配布するという県の取組みに、少しでも役立てていただければと思い検査キットを寄付した。私ども遊技業は、県民の方々がお店に来ていただけることで成り立っている。ですから私ども組合が寄付をするということではなく、県民の方々のおかげで県の取組みに協力できたということ」と組合の取組みを説明するとともに、パチンコ店からクラスターが出ていないこと、店内換気機能を十二分に備えていること、ガイドラインに基づき全店舗が感染防止対策を徹底していることを県民にアピールした。