保安通信協会(保通協)は1日、2021年10月における型式試験の実施状況を公表した。
それによると、パチンコは結果書交付91件(前月比プラス29件)に対して適合29件(同プラス3件)で、適合率(適合件数/結果書交付)は31.9%(前月は41.9%)と、再び30%台まで下落した。一方パチスロは、結果書交付80件(前月比マイナス9件)に対し、適合は27件(同プラス6件)で適合率は33.8%(前月は23.6%)。適合数、適合率ともに今年の最高値となった。
また、じやん球の結果書交付が1件あり、不適合となった。不適合理由として「図柄表示装置に表示している図柄の中から1つの図柄を自動的に捨てる機能が、遊技者の意思により作動させるかさせないかを選択することができない性能を有していた」「開放条件装置が連続する回数の最大数を遊技者に報知しない性能を有していた」など4項目が挙げられている。
なお、10月中の受理件数はパチンコ81件(前月比増減なし)、パチスロ83件(同マイナス5件)だった。