全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は4日、メーカー・販社団体がまとめた10月末時点における「新規則機『設置比率』の進捗計画」および「県別 新規則機設置比率(都道府県順)」を各都府県方面遊協に送付した。
文書によると、10月末時点における新規則機の設置比率は約74.4%で目標値(85.0%)に10ポイント以上届かなかった。遊技機別では、パチンコが約82.1%、パチスロが約62.6%と、依然としてパチスロの移行が遅れている状況である。
また、都府県方面別で目標値(85.0%)を上回った地域はなく、最も設置比率が高いのは群馬県で81.3%(パチンコ87.5%、パチスロ71.6%)。一方、最低は沖縄県で55.1%(パチンコが84.9%、パチスロ35.3%)となっている。
なお、10月末時点で全国のパチンコホールに設置されている旧規則機は約99・3万台。内訳はパチンコが約42.3万台、パチスロ約57.0万台。年末から来年1月にかけて入替が集中することのないよう計画的な入替が呼び掛けられており、そのためには1カ月あたりパチンコ約14万台、パチスロ約19万台を新規則機に入替えていかなければならない計算となる。