フィールズは11日、2022年3月期第2四半期の連結決算を発表。売上高373億4800万円(前年同期比プラス252.6%)、営業利益3億5800万円(前年同期は営業損失33億2700万円)、経常利益5億9700万円(前年同期は経常損失32億4700万円)、純利益3億1500万円(前年同期は純損失39億2300万円)。遊技機販売台数の増加に加えて、円谷プロダクション、デジタル・フロンティアなどのグループ企業も順調に推移し、黒字に改善した。
PS事業においては、ファンの顧客満足とホールの収益性を二本柱とする企画に立脚した「良い商品」を安定的に供給するため、商品企画・開発力の強化を最重要課題とし、そのプロセスを抜本的に改革、販売・開発一体となった組織づくりを進めた。その結果、第2四半期累計の販売台数はパチンコ6万5199台、パチスロ1万2719台の計7万7918台(前年同期比6万1417台増)となった。
第3四半期は、「パチスロGANTZ極 THE SURVIVAL GAME」「パチスロ モンスターハンター:ワールド黄金狩猟」の2機種を販売しており、概ね販売目標を達成。また、「新世紀エヴァンゲリオン 未来への咆哮」は市場からの期待は大きく、第3四半期の納品台数は計6.5万台を超える見込みだとしている。
円谷プロダクションでは、NTTドコモ社との共同事業であるデジタルサービスプラットフォーム「TSUBURAYA IMAGINATION」や、ECサイト「TSUBURAYA STORE ONLINE」、ライブ配信を積極的に展開。グローバル展開では、Netflix、マーベル等との取り組みをはじめ、中国を中心としたアジアでのマーチャンダイジングが伸長した。また、庵野秀明氏が企画・脚本を手掛ける『シン・ウルトラマン』の公開が予定されている。
なお、通期の連結業績予想は引き続き未定としている。