プローバホールディングス(本社・広島市安佐南区)はこのほど、「プローバグループ メッセージ動画2021」を発信し、前年度の業績やプローバグループが取組んでいる事業展開などについて説明と報告を行った。
例年同社は11月に「プローバグループお取引先様との交流会」を開催していたが、昨年に続き、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて会場開催を取り止めメッセージ動画の配信に変えている。
平本直樹代表取締役CEOは「2年近く続いているコロナ禍は世の中の価値観を大きく変えた。プローバグループにおいても、理念のCCESを守りつつ、企業として成長し続けるためにはどうあるべきかについて、経営陣一同が『思い』を揃え、戦略をアップデートする機会にもなった。今後もスピーディーかつ柔軟に対応しながら、地域社会の更なる発展のために、すべてのステークホルダーの皆さまとともに歩んでいきたい」と述べ、引き続きの支援と協力を呼び掛けた。
続いて、今年9月に代表取締役COOに就任した中野修氏がグループの取組みや前年度の業績を報告。2021年8月期の売上高は前年同期比5%ダウンの341億円、営業利益は同約3倍の7億8000万円、当期純利益は同約7倍の4億4000万円。緊急事態宣言に伴うパチンコ事業以外も含めた時短営業等の対応により減収となったが、コア事業における収益力を上げるとともに、新たな事業の成長を図るためにベーカリーやフィットネス事業を中心に出店を行うなどして収益を確保した。また、市場や業界動向を踏まえプローバとプローバ島根とを合併している。
今後については「アフターコロナに向けて健康促進事業を中心に成長投資を行い、事業構造を変えていくと同時に、グループ全体でDX化への取組みを通じて、経営体質を強化しながらも社会環境の変化に遅れることなく挑戦を続けていく」とした。