大阪府遊技業協同組合(大遊協)は2日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において、歳末防犯懇談会ならびに臨時総代会、12月定例理事会を開催した。
歳末防犯懇談会には、大阪府警本部より橋本卓生活安全部長、石川嘉嗣保安課長、丸山忠彦保安課長補佐が出席。冒頭、橋本部長は同組合が実施する青パト寄贈などの街頭犯罪防止活動に対して謝意を述べると共に、徹底した感染防止対策への協力を要請した。
また、業界の健全化については「期限切れ旧規則機の確実な撤去」「ぱちんこ等へののめり込み問題への継続した取組み推進」を要請。旧規則機の撤去については、「来年1月末に撤去が集中すると対応が間に合わなくなる。期限の切れた旧規則機が営業所から撤去できないという事態はあってはならない」と述べ、計画的な対応、使用済み遊技機の適正な廃棄を求めた。
講話を受けて平川容志理事長は、旧規則機の確実な計画的撤去に向けて一丸となって対応を進めていることを報告。のめり込み問題対策については、18歳未満の立入禁止の徹底、自己・家族申告プログラムの導入促進等を実施しているとしたうえで、引き続き健全営業をまい進していくことを誓った。
臨時総代会では「組合会費ならびに不正対策負担金徴収」を原案通り決議。定例理事会では常設・特別委員会が報告を行い、青年部会は未来っ子カーニバル中止に伴い、ケーキプレゼントを11施設に、クリスマスプレゼントを35施設に実施することを報告した。このほか当面の諸問題として、厚労省が進めている「騒音障害防止のためのガイドライン見直し」について、都内で騒音測定が行われた結果、パチンコホールが該当業種にあたる可能性があることなどの報告があった。