日遊協九州支部の「パチンコ防災推進部会」は11月25日、パチンコ店における地域防災に関する勉強会を開催。ウェブ会議方式を併用しての開催となり、44名が参加した。
冒頭、山田篤部会長は「毎年のように全国各地で災害が発生しており、防災について考えなければならないが、日々の業務に追われ防災対策ができていないのが現状。パチンコ防災推進部会で防災対策を考えていきたい」と挨拶。
勉強会ではまず、福岡県警察本部警備部警備課の相川大樹警部が災害の現状及び地域防災について講演。相川警部は、毎年自然災害が発生しているなか、企業による組織的な応急活動は被害拡大防止に大きな力を発揮するとして、企業の防災対策の重要性を訴えた。
続いて、ダイナムのリスク管理部管理業務担当マネジャーの須藤暁氏が「多発する自然災害に対する対応について」をテーマに講演。ダイナムが取り組む防災対策として事業継続(BCP)の基本方針は「人命を守ること」「事業を継続させること」だとして、そのための危機管理体制や初動対応フォロー、情報収集方法についてレクチャーした。
パチンコ防災推進部会は、九州地区で毎年発生している台風や豪雨、地震などの自然災害への対応、また日遊協西村会長の「パチンコ産業のあるべき姿に進んでいく」との考えを押し進め、「パチンコ店が地域にあって良かったね、と言っていただけるようなパチンコ産業の在り方」を具体化したいという考えのもと立ち上げられた。今回の勉強会が最初の活動であり、今後は順次、部会員を募集し、会を拡大させていく方針。なお、部会員は九州支部会員限定だが、勉強会はオープン開催となっている。