早いものでもう年末。2021年も旧規則機撤去の話で終始したが、パチンコはある程度ヒット機が出た。一方パチスロは新規則機が出て3年過ぎても一時的なヒットだけで柱がないまま。編集部では、遊技機関連の話題を中心に1年の振り返りと来年の展望などをテーマに座談会を行った(本座談会は12月24日(金)に行いました)。
直近の機械の話
A:12月は「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」の好調っぷりが伝わってきますね。新枠の中央ハンドル一点突破でここまで台数を捌いたのは天才的です。共通枠だったら売れても2万台、「北斗9」と同程度の盛り上がりになっていたと思います。自分も店舗で実戦してきましたがハンドルを除けば中身はいつもの「エヴァ」ですね。シンプルモードにすれば滅多に発展しないのは良かったと思います。通常時の演出なんてどうでもいいからスマホ見ようぜという心遣いがハッキリしているのは他の機械も見習ってほしいですね。ただロングSTで今主流の機械に比べて遅いという点と演出が右打ちも全くおもしろくないので導入数も相まって貢献週もいつもの「エヴァ」くらいかな。色んな意味でパチンコ史に残る出来事になったんじゃないかと。
あと本当にどうでもいい話なんですが「エヴァ」の通常時の図柄に描かれたキャラがみんなすごいキレイな目をしていて笑ってしまうのでこれから打つ人は是非じっくり見つめてください。
C:まだ打ててないのですが、スマートハンドルの遊技感が気になってます。スペックについては市場に1種2種混合タイプが溢れているなかで、大型タイトルのロングSTという点で遊技意欲は湧きますね。逆に前面に推している可動ギミックについてはそこまで興味がないというか、スマートハンドルだけでよかったかなと。
B:私もスマートハンドルがずっと気になったのでどんな様子か先日、見に行ってきました。左右どちらの手でも打てることが特徴の一つとなってますが、全員右手で打ってましたね。パチンコは右手という習慣が染みついているのでしょうか。ちなみにツイッターのアンケート機能を使って、「スマートハンドル」と「右ハンドル」どっちがいいか尋ねたところ、スマートハンドル派が63%、右ハンドル派が37%でした。ユーザーの反応はまあまあ良い感じなのかと。
A:12月導入のパチスロは導入日に様子を見に行ったらいつも埋まっている店舗ですら空席になっていましたね。少しくらいなら打とうかなと思っていた自分ですら見なかったことにしてそのまま店を出ました。事前にPVやスペックを見た段階で厳しそうな雰囲気でしたから、いくら旧規則機の撤去があるからといって雑に機械を買っちゃうホールが減ってきてるのはある意味いいことですね。まあ1月にも大量導入からの大ゴケが見えているのに機械入れるしかないんですが。
B:パチスロでは「沖ドキ!DUO」が話題になってますね。モードがシナリオ管理ではないか、といった憶測がSNSで拡散され、メーカーが公式メッセージを出し、内部仕様を改めて説明するという事態に発展しました。メーカー側に落ち度はないみたいですが、悪いイメージがついちゃったというか、、、。
D:「マイジャグラーV」は店によって客付きもまばらですが、出足としては上々だったかなと感じます。ある意味、オンリーワンのゲーム性でもありますし、こういった部分はやっぱり強いですね。個人的に期待してた「CCエンジェル」がさっぱりだったのは残念でした。
今年一番良かった機械
A:今年一番良かった、というか印象に残っているのはやはり「P牙狼月虹ノ旅人」ですかね。発売延期やら中古機暴騰に増産を巡ってのアレコレもありましたが、導入初期はしっかりと期待以上の結果を残しましたし、機械自体の完成度も非常に高かったと思います。惜しむらくはやはり遊タイムを搭載してしまった点ですね。1月に遊タイム非搭載の「絆」も出ますが、そこまで積極的に打ちに行こうかなとは考えてないです。店の扱い次第かな。
C:「ガンダムユニコーン」と迷いましたが、一番となるとやはり「P牙狼月虹ノ旅人」ですね。RUSH終了時にも1500発がしっかり獲得できる点や、「50%突入×81%継続×1500発」は5号機の「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」の天井性能を彷彿とさせるようなスペックと感じられます。同社のメインタイトルということもあり、演出面もトップクラスに作りこまれていて流石だと思いましたね。
B:私も「P牙狼月虹ノ旅人」ですね。前作、前々作とダメな機種が続いていたために、今回もダメなんじゃないかという声もあがっていましたが、良い意味で予想を裏切ってくれました。初代を打ち込んでいたという人にも刺さるゲーム性で、僕の周りでも最近、牙狼をずっと打ってなかったけどまた打つようになったという人はいますね。