昨年12月末に導入された「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」が高稼働を記録している。中央部にハンドルを搭載した新筐体が発表時より多くの注目を集めた影響からホールへの導入数も伸び、弊社DBによると1月6日時点で全国に約4万台が導入されている。本稿では東京都千代田区、秋葉原駅周辺店舗において昨年12月28日と本年1月6日に調査を実施。導入初期と繁忙期後の稼働状況を探った。
秋葉原周辺店舗における「エヴァ 未来への咆哮」の導入状況は『ビッグアップル.秋葉原店』35台(うち通常貸玉34台)、『アイランド秋葉原店』34台、『エスパス日拓秋葉原駅前店』23台、『秋葉原UNO』7台などとなっている。稼働については12月28日の調査ではほぼ満席。喫煙等による一時的な離席を除くと調査対象の98台のうち空席は1台のみだった。一部店舗では周辺での立ち見や空席待ちと思われるユーザーもみられ、話題性の高さを物語っていた。
そして繁忙期後半の1月6日、大雪による悪影響や一部店舗の特定日など複数要因はあるが「エヴァ」の客付きは鈍っていない。ただしやはり繁忙期後で運用がやや厳し目になり始めているのか、ユーザーが辛めの台を避け始めたのか。ちらほらと空席が出始めていた。
萌系パチスロの聖地「秋葉原」でもパチンコ側へユーザーが流出
「エヴァ」導入と同日にはパチスロ側にも新機種が複数導入されており、『エスパス』や『ビッグアップル』では「パチスロ戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌」が大量導入されていた。『エスパス』こそ導入2週目でも満席となっていたが他の店舗では既に空席が目立ち、年明け1月6日の調査ではどの店舗でも空席のほうが上回るような状態と人気は持続しなかったようだ。
同様に「シンデレラブレイド4」や「秘宝伝」なども他地域よりは多めに導入されているが既に旧機種同様の空席と存在感はない。萌系パチスロの聖地としてまだまだパチスロ導入に力を入れているエリアではあるが、それでもパチンコ側へユーザーが流出している状態である。パチスロ比率が極端に高い店舗が多いこともあり、そろそろパチスロ減台・パチンコ増台へと舵を切る店舗が現れてもおかしくはない。
「パチスロ減台・パチンコ増台」はパチスロの失速を推し進めている
一方で「エヴァ」や「ユニコーン」によって盛り上がっているようにみえるパチンコも客数で見ると昨年の夏頃とさほど変わらず、他機種を遊技していたユーザーが激減しているように見える。様々な機械を遊技していたユーザーが「エヴァ」と「ユニコーン」に移動したのか、同機以外を打っていたユーザーが去ったのか、どちらにしてもヒット機が複数登場してパチンコの利益が上向いている中でユーザー数はそれほど増えていない。一部の機械にユーザーが集中することによって運用が容易になるメリットもあるが同機らを打たないユーザーがさらに振り落とされる懸念もある。
パチスロの不振に対してパチンコのヒット機があるから良いというわけではなく、ユーザー増のためには他のパチンコ機やパチスロ側の満足度を高めなくてはならない。パチスロ減台・パチンコ増台というリニューアルが加速しているがそれもまたパチスロの失速を推し進めている一端だ。パチスロの緩和に求めるハードルはさらに高くなり、メダルレスのスマスロが打破出来なければさらに行き詰まる。
パチンコの好調ぶりを追えば追うほどパチスロ復権の難しさが身にしみ、旧規則機の撤去もまだだというのにパチスロは「終わったな」と感じられるある意味有意義な調査だった。
もっと閉店してなくなってくれたらいいのに
そりゃ出玉をマイルドにしてベース上げて当たりやすく、少ない投資で長く遊べるって事で様々な規制入れたのに、結果大量投資で多数回してようやくボーナスではなく低確率のチャンスゾーン、当たっても少ししかメダル出ません、台の知識無きゃ損しますじゃ誰も打たんだろ。
うちの近所の大型店じゃ低貸しスロすら客飛んでるし、パチもエヴァなんて既に通路、1パチの海シリーズ位しか埋まってない。