大阪府遊技業協同組合が設立母体の公益財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会は20日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において令和4年度の新規奨学生選考面接を行った。今回の面接は、待機室や面接会場の扉の開放、候補者・面接官ともに表情がよく見えるようフェイスガードを使用するなど感染防止対策を徹底したうえでの実施となった。
同協会では、国際都市大阪の発展に寄与するため、大阪府下に居住する留学生に対して、返済不要の奨学金支給事業を行っている。奨学金支給事業と平行して、国際交流事業や犯罪被害等に遭わないための啓発活動など、様々な面で継続した活動を行って、各大学や在阪留学生からの認知を高めている。令和4年度の新規奨学生選考においては、書類選考、続いて小論文審査を実施し、成績上位12名が面接へと進んだ。
面接は「勉学意欲や留学目的」はもちろんのこと、学生らしい服装、日本語で相手にわかりやすく話せているかなど、学生一人ひとりの人間性を表現する場ともなっていた。また、同協会が実施する様々な行事への参加可否、卒業後の進路や夢、将来的に母国と日本を結ぶ架け橋としてどのような役割を果たしていきたいか等、質問は多岐にわたった。
面接による評定は数値化され、最終選考で評価点の高い上位6名が4月から奨学生となる。1991年からスタートした同奨学金制度は、30年を超え、その間の奨学生は約400名になろうとしている。