グローバルアミューズメントは１月２７日、２０２２年暦年販売台数予測についての記者会見をオンラインで開催した。
同販売台数予測は、同社が会員企業・店舗に実施した機械予算アンケートから算出したもの。６６法人（店舗数１０９４店舗）から得られた１１０件の回答をもとに推計し、パチンコ・パチスロ合算で前年比９５．１％の１６２．９万台と予測。内訳はパチンコが１２２．９万台（前年比１１０．３％）、パチスロが４０万台（同６６．８％）。青山真将樹社長は「ホール各社の予算数値から予想したもので、さらに増えることもある」としたうえで、「パチスロは過去最低台数になるのではないか。一方で、パチンコは１１０％以上」とした。
また、アンケートでは２０２１年と比較した機械購入予算について増減を聞いたところ、「増える」が１３．６％、「同じ」が１０．９％、「減る」が７５．５％だった。２割減程度とする回答が全体の３割を占めたことから、青山社長は「前年比８８％程度の機械予算ではないか。市場全体では８割位の機械予算と感じられる」と述べた。
売上予測について、パチンコ部門では売上増と予測する回答の傾向が強く前年比１０５．８５％。一方、パチスロ部門では前年比８４．９１％となった。これらを踏まえ「パチスロは６号機に対する不満意識に加え、『差枚数２４００枚上限』『メダルレス』などの先行した情報の影響により、上半期は様子見の可能性を感じる。ホール企業の意識として、『撤去対応が完了し、なるべく計画的に事業を進めたい』と考えている年である、機械予算も計画的に進むと想定され、パチスロ需要が低迷するとパチンコに予算が割り振られる構図になるのではないだろうか」と予測した。
また、メーカーに対する評価の差が大きくでる年だとしたうえで、「特に今年秋以降はメーカーブランド評価差が大きく販売台数に影響を与えると思われる。前半戦の安定的貢献度が秋から年末にかけての販売台数に直結するかもしれない。パチスロについては新内規機への期待は高く、ヒット機が出るかどうかで、市場の盛り上がりの枝分かれポイントになる」などと語った。