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「とある」聖地の立川駅周辺、各店舗が「超電磁砲」を大量導入

1月24日より藤商事の「Pとある科学の超電磁砲」が稼働を開始している。前機種の「Pとある魔術の禁書目録」がヒットした影響で多台数を揃えた店舗も多いが、原作シリーズの舞台で「聖地」にもなっている立川駅周辺の盛り上がりに勝る場所はない。今回は1月30日(日)午後に同駅周辺店舗の調査を実施した。

前作「禁書目録」の導入は2020年11月。同機が導入された際にも立川周辺を調査しているが当時の「禁書目録」の設置台数を遡ると20年末時点で『PREGO』25台、『ジアス』21台、『Dステ』10台(いずれも通常貸玉のみ集計)の設置と極端に多いわけではない。それでも各店舗では同機の装飾やコーナー化、聖地マップの配布など特別な機械としての位置づけにはなっていたものだ。

そして今回の「超電磁砲」の各店舗における導入数を見ていくと『P-PORT PREGO立川店』48台、『Super D’station立川店』42台、『ハイパージアス立川』24台、21年8月オープンの『楽園立川店』も35台といずれの店舗も大量導入を行い、『Dステ』に至っては前作の5倍近い導入数と気合が入っている。(なお全国店舗でみると『やすだ幕張店』の80台が最多となっていた。)前作からの間に『楽園 立川店』という都内最大級の店舗がオープンした影響もあるが、旧規則機の撤去も相まって期待値は膨れ上がっている。

稼働調査を行ったのは日曜午後ということもあり、「超電磁砲」の客付きは計149台に対して133人‐89.3%となっていた。一時的な離席を除けば空席はわずか2、3台といずれの店舗もさすがの盛り上がりだ。

『PREGO』は「ゲコ太」のきぐるみで呼び込み

最も力を入れている『PREGO』では出演声優による限定の店内放送が行われ、店頭では作中キャラの「ゲコ太」のきぐるみが呼び込みを行っていた。設置箇所も入口はいってすぐ、専用装飾のボックスが目立っている。『Dステ』では島の隣に「超電磁砲」一色のレストスペースが設けられており、『ジアス』も2階フロアに「エヴァ 未来への咆哮」などと合わせた「あにぱちコーナー」を形成して前作のときにも見られた「聖地マップ」が配布されていた。『楽園』は地下のアニメ系パチンコのコーナーに大規模導入しているが、特別感という点では駅ペデストリアンデッキ直結の2階入口すぐに導入された「真・花の慶次3」55台のほうに力を入れている印象を受けた。

聖地における「超電磁砲」の稼働状況は現状、想定通りの盛り上がりと言えるだろう。『楽園』オープン以降は苦戦している雰囲気だった『PREGO』が「超電磁砲」を足がかりに出来るかどうかが今後の見どころだ。

一方でパチンコ全体の稼働状況には厳しさも感じる。一部人気機種は席が埋まっているものの多台数が導入されながら空席の目立つ機種もまた多い。新機種も「牙狼絆」や「慶次3」は他地域同様に苦戦。「超電磁砲」と近い位置に「禁書目録」を置く店舗も複数あるが「超電磁砲」が埋まっても「禁書目録」を打つユーザーはほとんどいなかった。目当ての台以外には目もくれないというシビアなユーザーが増加しているのか、一部の人気機種以外は甘く運用できない店側の事情か。時間をつぶす為に気軽に遊べる台はないというのがユーザーの考えなのだろうか。

大半の店舗は翌31日に大型入替を控え、旧規則機の稼働は実質最終日となっていた。旧規則機への依存度の強いパチスロ側が盛り上がることでパチンコ側の稼働が控えめになっていた、と考えたいところだ。しかしパチスロ側も「番長3」や「まどマギ2」など旧規則機はいずれの店舗でもフル稼働していたが周辺の6号機への波及はごくわずかしか感じられなかった。5号機が埋まっていたから仕方なく6号機を打つ、という動きはなく、やはりパチンコ同様に目当ての台が打てなければそれまでである。機械の出来よりも聖地化、大規模増台など、コレがなくてもアレがある、と興味をひく機械をコツコツと増やすしかない。


コメント:2件 コメントを書く

  1. クソみたいな舐めた釘してるからね

    打たないで動画観てた方が100倍マシ

    打ってほしけりゃ釘開けろって話し(笑)

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  2. この前打って単発1回しか当たらんかったけどなかなか楽しめる台だった
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