平和は9日、2022年3月期の第3四半期決算を発表。売上高923億7600万円(前年同期比プラス21.4%)、営業利益99億5700万円(同プラス437.1%)、経常利益98億7600万円(同プラス313.6%)、純利益46億400万円(前年同期は純損失25億2800万円)となった。
遊技機事業は、売上高244億8200万円(前年同期比プラス34.1%)、営業損失16億6600万円(前年同期は39億9900万円の営業損失)となった。パチンコでは「ガールズ&パンツァー劇場版」(8620台販売)や「NEW TOKIO」(5343台販売)など3タイトル、4万228台を(前年同期比2361台増)販売。パチスロでは、「うまい棒」(4757台販売)、「パチスロ戦国乙女 暁の関ケ原-DARKNESS-」(4561台販売)など3タイトル、2万2802台(同1万8056台増)を販売。新型コロナの影響で販売台数が伸び悩んだ前年同期よりも販売台数が増加したことにより増収となって、損失幅は縮小している。
今後については、電子部品不足の影響を最小限に抑えるため、リユースを最大限に活用することで、販売台数を確保するとともに、主力タイトルのテレビCM放映により、プレーヤーへの認知やパチンコホールの購買意欲の向上を図っていくとし、通期でパチンコは9機種6万3000台、パチスロは7機種2万9000台の販売を計画する。
ゴルフ事業は、売上高678億9300万円(前年同期比プラス17.4%)、営業利益134億500万円(同プラス70.5%)。比較的天候に恵まれたことや、新たに取得したゴルフ場が貢献したことにより、来場者数は増加。さらに緊急事態宣言等が解除された昨年10月以降、アルコール提供が可能になるなど顧客単価の回復によりゴルフプレー売上が増加した。
通期の連結業績予想については、世界的な半導体不足に伴う電子部品の不足により、遊技機販売台数が通期の計画を下回る見込みとなったことなどから、2022年1月14日に修正を発表しており、売上高1206億円、営業利益90億円、経常利益87億円、当期純利益14億円を見込む。