一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)は8日、令和4年3月度の部会・理事会をオンラインを併用して開催した。
部会では、合同会社オフィス西田から環境戦略コンサルタントの西田純氏を講師に招き、SDGsをテーマとした講演を聴講した。長年にわたり国連工業開発機関での勤務経験がある西田氏は、国連においてSDGsが開発されるまでの経緯や、なぜ今SDGsが注目を集めているのかといった背景を解説。そのうえで日本国内の企業におけるSDGsへの取り組み事例を紹介した。
西田氏はSDGsに取り組む企業が顧客や株主、公的機関、労働市場など「さまざまなステークホルダーから選ばれやすくなっている」とし、SDGsは優秀な人材の確保、社内の活性化、売上の向上などに繋がるものだと語った。また、2030年以降、現時点で積み残しとなっている課題も含めた「SDGs2.0」とも呼べるような取り組みへの進化が予想されるとし、「SDGsへの取り組みは今後さらに重要性を増していく」との見解を示した。