一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)はこのたび、2022年度の奨学金給付生として33名を決定した。26日に給付生の紹介「未来が求める33人の若者たち」をオンラインで実施した。
冒頭、吹浦忠正代表理事は「私たちの活動源泉は、単に奨学金を送るというだけに留まらず、一人ひとりとつながり、お互いが仲間という意識の中で、さらに継承していくことを基本としている。この基金はパチンコ愛好者の善意で成り立っており、皆さんは未来を求める若者です。お互いが理解しあう機会を是非とも感じていただきたい」と挨拶した。
また阿部恭久会長は、返済を求めない給付型奨学金としてpp奨学金の設立経緯を説明した後、「世界的にはロシアのウクライナ侵攻など不安の多い時代。そんな中だが、皆さんはしっかりと学び、研究をして世界が一つになれるような活動の一環を担えるような方々が育っていくことを祈念している」と給付生の門出を祝した。
その後、pp奨学金給付生一人ひとりが抱負を述べ、その後は卒業生から激励のメッセージを寄せた。最後に、平澤勝栄衆議院議員が応援メッセージとしてpp奨学金が勉学に勤しむ給付生を輩出していることに賛辞を送った。
pp奨学金は、社会福祉法人さぽうと21の指導・協力のもと、2017年に遊技業界の有志により発足。パチンコホールに「募玉募金箱」を設置し、遊技客から寄付された玉やメダルを原則1玉4円、1枚20円相当の金額に換算。さぽうと21を通じて、成績優秀で勉学への意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で修学が困難な若者を対象に返済しなくてもよい給付型奨学金を毎年支給している。