公益財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会は7日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において令和4年度外国人留学生奨学金受給証書交付式を開催し、6カ国12大学の学生18名(新規6名と継続12名)に奨学金を給付した。
上浦文雄理事長は「コロナ禍において、人の往来が制限される中、母国に帰ることができず、慣れない日本の生活にも苦労しているかと思うが、乗り切って欲しい。このような時期であるからこそ、大学生活や日常生活に真摯に取り組み、留学の目的を達成して欲しい」と激励した。
奨学生を代表して謝辞を述べたインドネシアからの留学生は、「来日してすぐにコロナ禍となったが、奨学生となれたことで安心して勉学に勤しむことができた。憧れていた日本で、文化や人々との交流、各地を見聞して、留学経験をより良いものにしたい。夢を実現するためにがんばっていきたい」と誓った。
同財団は今年7月で満31年を迎え、これまでの奨学金受給者は今年の新規6名を加え計419名、延べ938名(26カ国・地域、39大学)となっている。