神奈川県相模原市にて、2022年4月28日(木)に『ピーアーク相模大野』がグランドオープンしている。
同地にて営業してきたパチンコホール『コンコルド相模大野店』が閉店したのは本年1月11日のこと。小田急線「相模大野駅」の北口より徒歩1分ほどの場所に店舗を構えていて、総設置台数は728台の大型ホールだった。なお、静岡県を代表するチェーン企業の一つ「新日邦」グループが長らく営業してきたものの、昨年末に店舗売却。これにより同社では静岡県以外での運営ホールが一旦無くなった格好である。
そして同店を事業承継したのが「ピーアーク」グループだ。首都圏にてパチンコホールを展開している有力チェーンで、計19店舗を運営してきた。ちなみに本年3月には『朝霞店』をグランドリニューアルしたばかり。近年では閉鎖した店舗も目立っていて、スクラップ&ビルドを推進中ということなのだろう。
そんな中でこの度、3カ月半の休業期間を経て『ピーアーク相模大野』へと屋号変更を伴うグランドオープンと相成った次第である。「ゆったり×でっかい」をコンセプトに掲げており、1階フロアが4円パチンコ523台と1円パチンコ53台。そして2階フロアが20円パチスロ385台と1円パチンコ50台という構成だ。(3階から5階・屋上は駐車場。)合計台数は実に1011台に上り、前店より283台もスケールアップ。文字通り巨艦ホールへと生まれ変わっている。
グランドオープン初日となる28日(木)の12時頃に視察すると、当然のように店内は大盛況だった。ところどころにわずかな空席も散見したが、スタッフがボードを掲げて速やかに「空き台案内」を行っているなど、オペレーションレベルはさすがといった感じ。接客面も含めて落ち着いた対応が見られていた。
ちなみにパチンコ島は直線ではなく緩やかなカーブが設けられていて、「業界初 月型 玉積みコース」と謳われていたものである。(各台計数機が採用されている)1円パチンコおよび4円パチンコの一部を除くと、他は全て玉積み方式がとられていた。見た目のインパクト・出玉感を重視したこの辺りの戦略は、新店ではもはや一般的といえそうだ。
コロナ禍以降に各台計数機の普及が一気に進んだものの、ここにきて反転傾向が顕著に見られている。こうした動きが既存ホールへも更に波及していくのか、注視したいところ。また、1階フロアの1円パチンコ53台部分以外は、全て「加熱式たばこプレイエリア」となっていたことも付記しておきたい。
なお、2階フロアはパチスロ主体の設置構成となっているが、中央の円形ディスプレイ上では「相模原・町田エリア最大級」の文字が大きくアピールされていた。加えてデジタルサイネージ機器も充実しており「現在のペカリ回数」が表示されるなど、グランドオープンを盛り上げるのに一役買っていたものである。
このように注目の新店『ピーアーク相模大野』は、まずは順調なスタートを切ったと評してよいだろう。とはいえ既存店舗も黙っているわけはない。特に「相模大野駅」からピーアークへ向かう動線上に位置している『ザ シティ ベルシティ相模大野店』は強敵となるはず。立地条件面では新店よりも優位性を持つように見受けられた。両店の集客競争は幕を開けたばかりだ。
加えて、隣駅となる「町田駅」周辺では、本年1月末にグランドオープンした『楽園町田店』と『PIA町田 新館』などが火花を散らしているのは周知の通り。今や相模原・町田エリアは、パチンコファンにとって激アツ商圏となっている。
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