遊技業(協同)組合は、パチンコ業界の健全化・発展を目的に地域のパチンコ・パチスロ店が集まって設立された団体だ。各都道府県に存在しており、健全営業の推進や社会貢献活動など様々な事業を展開している。
これまで当たり前のように使われてきた「●●遊技業協同組合」という名称を、変えようというホール組合が現れた。佐賀県遊技業協同組合(佐賀県遊協)は5月27日に開催した令和4年度通常総会において、組合名称の変更を上程し、「佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合」へ名称を変更することが可決した。
同組合は、昭和36年7月に佐賀県の認可を受けて「佐賀県遊技業協同組合」と称して業務を行ってきた。しかし、「佐賀県遊技業協同組合」という名称では一般の人にパチンコ店事業者の組合であることを分かってもらえず、社会貢献活動等を行ってもパチンコ店事業者の組合が実施していることが伝わらない場合があったらしい。
そこで同組合ではパチンコ・パチスロ店の組合であることを一般の人々により分かりやすくするため、「佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合」への名称変更を総会で諮ったところ、出席者全員の賛同が得られたという。現在、佐賀県に定款の一部変更(組合の名称変更)について認可申請の準備中であり、県の認可・法務局への登記完了後を経て、7月1日に新名称に変更する予定とのこと。
これを機により多くの人にホール組合の社会貢献活動を知ってもらえるようになることを期待するとともに、佐賀県遊協と同じ考えを持つホール組合は他にもあると思われ、今後、組合名称変更の動きが他地域にも波及していくのかにも注目しておきたい。