近年のパチンコ業界で閉店が相次いでいるのは周知の通りだ。2020年と2021年にはそれぞれ年間600軒ほどのホールが閉鎖を余儀なくされた。そして2022年に入ると閉店ラッシュは更に加速し、7月末時点で早くも500店舗以上が市場から姿を消している。
そうなると気になるのは跡地に何が出来るのか。以前のように別のパチンコホールが居抜き出店するケースは激減していて、ドラッグストアなどの別業態へと生まれ変わる物件も比較的目にするところだ。そんな中で、閉鎖したまま放置されているように見える案件も枚挙に暇がないものである。
先日、神奈川県横浜市の「鶴見駅」を訪れた際には、昨年4月に閉店していたパチンコ店『SUNBALLⅡ』の跡地がそのまま変わっていないように見えた。閉鎖から既に1年以上が経過しており、駅前の好立地故に不思議な感じがする。
また、横浜駅からほど近い場所に店舗を構えていた『SLOT PLACE VASARA』の跡地を通りかかった際にも閉店時のままだった。こちらは昨年8月に休業が告知されていた店舗で、復活の可能性もあるのだろうか。
いずれにせよ、閉店ホールが急増している状況下においては、跡地のその後も気になるところ。引き続きウォッチしていきたい。