「丸之内商事」グループ(本社・愛媛県宇和島市)は10日、香川県丸亀市に『丸之内ヘリオス1000丸亀』をグランドオープンした。同グループはこれまで愛媛県内のみでホール運営を行っていたが初めて県外へ進出。1000台超の巨艦店も『丸之内ヘリオス1000竹原』に次ぐ2店舗目と並々ならぬ意欲を持っての事業拡大である。
『丸之内ヘリオス1000丸亀』が立地するのは香川県県内の大動脈となる国道11号線沿いで、交差点によって右左折どちらからでも進入可能となっている。広々とした平置きの駐車場と3階建ての立体駐車場を備えており、敷地内にはコンビニも併設されている。周辺にはショッピングモールや陸上競技場といった施設はあるが、店舗の周りはほぼ空き地で実際のサイズ以上に存在感のある建物となっている。
設置台数は1027台(パチンコ692台、パチスロ335台)と屋号通りの1000台オーバー。1フロアで、直線のパチンコ島、円形のパチスロATタイプコーナー、直線のAタイプ島と分かれている。また景品カウンター正面は1円パチンコ20台を禁煙コーナーとしており、残る大半のエリアが加熱式たばこプレイエリアとなっている。グランドオープンの告知には「ゆったり」や「でっかい」と文字があった通り、店内は非常にゆとりのあるつくりになっており、玉積みを際立たせるために大きく通路を取った島だけでなく、通常の島も1台1台の台間に余裕がある。
なお稼働状況についてはグランドオープンから9日経過した19日金曜午後で約3割ほどの客入りと、一部主力機を除いて空席が目立っていた。パチンココーナーでは「Pサラリーマン金太郎」が40台設置された島の通路が大きく取られているのだが、遊技しているのは数人だけ。通路中央には寂しく空箱が積まれていた。パチスロコーナーも「モンキーターンⅣ」のみで構成された円形島があるが、同じく数人のみで別積み用の空箱が悲しく目立っている。埋まっているのは一般的な人気機種のみで、店舗が力を入れているだろうコーナーは既に厳しい状態だった。
特徴的な施策として目を引くのはパチスロコーナー入口近くに10台程度の島があるのだが、AT機から「ジャグラー」まで全く異なるタイプのパチスロがバラで1台ずつ設置され、ほぼ全台が玉箱を使用してあからさまな特別扱いがされている。また注目の6.5号機を計85台と大量導入している点もアピールしており、対象機種はデータランプに「6.5号機」とわかりやすくマークがついている。パチンコ側では主力機の大量導入の他、低貸玉にも最新機種を惜しむことなく導入しており、非常に客付きが良かった。
設備面でもUSBポートや一部パチンコでの各台計数機使用、レストスペースや併設のコンビニ、食事処と隙がない。また店内の喫煙室がいずれも男女別で分かれているほか、自販機にはストローが置かれているなど、女性客向けの配慮が行き届いている点は非常に優れていると感じた。
周辺店舗には設置台数720台の『マルハン丸亀店』や660台の『アトラスアイゼン』等が同じ11号船沿いにあるほか、やや離れた宇多津駅周辺には『グランド』、『ミリオン』、『アイゼン』が立ち並ぶ激戦区も存在する。『ヘリオス』のオープン前から既に市場に対してやや過剰な店舗数だっただけに1000台超の大型店はなかなかに挑戦的だ。今回の新店を足がかりにさらなる事業拡大を果たせるのか。次に狙うのはどのエリアなのか。期待が尽きない。
ここまじで糞らしいから行かんほうがええよ
もうこれからは大型店舗は流行らないと思います。