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全国のパチンコホール数は直近1年間で806店舗減少、都道府県別で最多となる「東京都」では72軒も減っている

今年5月に休業した『オリエンタルパサージュ上野本館』。『楽園アメ横店』として再スタートすることが予定されている。(※2021年6月撮影)

2021年10月1日時点におけるパチンコホールの営業店舗数は、休業・改装中のホールを除くと8173店舗となっていた(編集部調べ)。そこから1年後、2022年10月1日時点では7367店舗となり、直近1年間で806店舗減少している。

都道府県別に見ると、減少ホール数が最も多かったのはやはり「東京都」で72軒減っていた。ちなみに設置台数ベースでは1万8490台の減少である。

元々の絶対数がずば抜けている大都市圏で、閉鎖するパチンコ店の数も群を抜いている。むろん少なからず新規出店も行われたが、閉店・休業するパチンコ店に対し1割程度に過ぎない。

ちなみに東京都における直近1年間のグランドオープン案件は計9軒。その内、新築での新規出店に限ると本年1月26日の『楽園町田店』と8月9日の『メガガイア調布店』の2店舗のみだった。

●東京都における2021年10月以降のグランドオープン案件一覧
2021年11月『メッセ吉祥寺店』
2021年11月『BIGディッパー門前仲町店』
2021年12月『ライブガーデン篠崎店』
2021年12月『グランド ラ・カータ 1111瑞穂店』
2022年 1月『楽園町田店』
2022年 2月『キューデン東口店』
2022年 4月『ジャラン浅草店』
2022年 4月『コンサートホール成増2』
2022年 8月『メガガイア調布店』

(こうした居抜き出店案件の元ホールも含めると)東京都における直近1年間の閉鎖店舗数は81軒となっている。

『コスミック八王子本店』

その中で最も設置台数が大きかったホールが本年3月31日の営業を以って閉店した『コスミック八王子本店』で961台。八王子といえば「コスミック」、そう評された時代もあったほどの老舗店舗であったため、このニュースには驚かされたパチンコファンも多かったことだろう。

また、上野駅周辺では『オリパサインペリアル上野本館』『上野ダイヤモンド』『サイバースパーク上野店』の3軒が相次いで閉鎖。かつてのパチンコ激戦区では店舗整理が一気に加速した。『楽園アメ横店』の出店を控えて、今や「エスパス」「PIA」といった大手チェーンのみが生き残った状況だ。

その他では駅前型の小規模ホールにおける閉鎖がとにかく目立っていたもの。こうした競合店の閉店によって残存者利益を享受できたホールも少なからずあったようだが、いずれにしても各商圏内の遊技客数が減り続けていたことは間違いない。

現時点で東京都には577軒のパチンコホールが残存しているが、その内213店舗が「300台以下の小規模ホール」となっている。来年の今頃には果たして何店舗が生き残っているのだろうか。


コメント:6件 コメントを書く

  1. 昔パチ屋が20軒くらいあった繁華街、今日行ったらゼロになっていました。別の先日潰れたばかりのパチ屋を覗いてみたら、テナント募集中となっていました。パチ屋よりも貸したり売ったりする方がマシ、というのではなく純粋に経営が成り立たなくなったようです。自社ビルなのにこれでは、もうこの業界終わりでしょう。

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  2. ゼロ一つ少ないな。手塗るいわ!

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