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10月中に閉鎖したパチンコ店は45軒に上る、本年の累計閉鎖数は700軒を超えて7000店舗割れが徐々に近づいてきた

新規則機時代へと突入した2022年も残り2か月となった。その間パチンコホールの閉店ラッシュが続いていることは既報の通りで、全国で営業している店舗数は7300軒ほどまで減少している。(なお、弊社のデータベース上では一部の「ツイン店舗」を1軒としてカウントしているため、警察庁発表数値などとは若干乖離があることにご留意頂きたい。)

旧規則機の設置期限を迎えた1月末には予想通り閉店を選択した店舗が多数出ており、本年上半期(1月から6月)における閉鎖ホール数の合計は約500軒まで膨れ上がっていたものだ。

一方で、下半期に入ってからは少なからず落ち着いてきている。特に7月は繁忙期を控えていたため閉店数はだいぶ減少。お盆明け以降は当然のように閉店ラッシュが再加速するも、7月から9月の3カ月間で確認された閉鎖ホール数は合計160軒ほどとなっていた。(2022年の9カ月間における累計閉鎖数は660店舗ほど。)

そして10月中に閉鎖したパチンコ店については、現時点で45軒が確認されている。1軒あたりの平均設置台数は337台で、相変わらず小規模ホールの閉鎖が目立つ状況に変わりはない。パチスロ専門店も9軒含まれていた。

そんな中で最大規模だったのが宮城県宮城郡にて営業してきた『D’station利府店』で688台だった。同店はNEXUSグループにおいて東北エリア初進出を果たした記念すべき店舗でもあったため、今後の動向にも注目したいところである。

また、同じくNEXUSグループが運営してきた『D’station高崎店』(633台)も10月末を以って閉店していた。こちらはガイアグループから事業承継した『メガガイア高崎店』の近くに位置する既存店だったため、文字通りのスクラップ&ビルドといえそうだ。

他にも、業界最大手となるマルハングループの『マルハン小名浜店』(680台)や、ダイナムグループの『ダイナム七日町店』など、大手チェーンによる店舗閉鎖も少なからず散見している。これらによって本年の累計閉鎖数は700軒を超えた。

残りは11月と12月の2か月。特に、年末年始商戦を控えた12月期は閉店するホールが少なくなることが予想されるため、2022年の1年間における閉店総数は800店舗弱となりそうだ。年初に懸念されていた「1000店舗以上の閉店」となることはなさそうだが、2020年および2021年と比較すると200軒近く増加する見込みである。

また、今後のスマート遊技機への移行なども踏まえると、設備投資に対する「費用対効果」という側面から撤退を判断する動きも出てくることだろう。現時点で既に「最新台」をほとんど導入していないホールも1000軒以上確認されていることから、パチンコホールの閉店ラッシュはまだまだ続きそうだ。7000店舗割れが徐々に近づいてきている。


コメント:85件 コメントを書く

  1. 違法ギャンブルは無くなっても問題ないでしょ。

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  2. もっと減っていいと思いますよ。駅前に1店くらいが適切かな。
    綺麗な無料トイレやちょっとした休憩所と考えれば1店くらいはあってもいいと思うし。

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