ホール関係４団体、全国のパチンコホールに対しコンプリートに到達した遊技機の告知について注意喚起

今年７月のスマート遊技機フォーラムで公開されたコンプリート機能発動時の画面

ホール関係４団体（全日遊連、日遊協、ＭＩＲＡＩ、余暇進）は２日、全国のパチンコホールに連名で文書を送付し、コンプリート機能が発動した遊技機の対応について注意喚起を行った。

文書では、最近になって一部ホールのＳＮＳやホームぺージ等において遊技機がコンプリートに到達したことを殊更強調した告知が散見されるようになってきたと指摘。「単にコンプリートした事実を遊技の結果として共有すること自体は問題にはならないと思われる」とする一方で、「コンプリートした遊技機のみを殊更に強調し、著しく多くの遊技球等の獲得が容易であるかのように認識させることを目的とした内容での告知は問題となる可能性がある」と注意を呼び掛けている。

現在、ホール関係４団体が広告宣伝に関する規制について警察庁と継続的な意見交換を進めているなかで、誤った認識で広告宣伝が行われた場合には、コンプリート機能の見直しなど遊技機開発にも影響が及ぶのではないかと危惧する声も聞かれているといい、「過去に実施した高射幸性遊技機の撤去という事例を二度と生じさせないとともに、依存症対策に誠実に取り組み、突出した出玉が発生する事を防止する」というコンプリート機能の目的を改めて周知するとともに、誤った認識で誤解を招くおそれのある告知・宣伝等に該当することのないよう慎重な対応を求めている。