大一商会のスマートパチンコ(スマパチ)「e神・天才バカボン~完熟SPEC~」のフィールドテストが、12月22日より名古屋市中村区の直営店『大一岩塚店』で実施されている。
「幅広いプレイヤーに遊技してもらい、 想定していない異常や不具合などが発生しないかを検証すること」を目的に、来年1月16日まで設置する予定。導入2日目の12月23日夕方5時頃に同店を視察したところ、5台中3台が稼働中。しばらく様子を見ていたが、誰も座りそうになかったので実際に遊技してみた。
上皿・下皿がなくなり、見た目はかなりスマート。上皿だった部分は左側に音量・光量調整などを行うための十字ボタン、そして右側には持ち玉を表示するデジタルと計数ボタンがそれぞれ配置されている。左側の部分をよくみると、十字ボタンの両脇に3ミリほどの突起物が2つあった。スマホを立てかけるためのもののように思えたが、詳細は不明である。
ユニットはゲームカード製。液晶の下に「再プレイ」ボタンがあるのは従来モデルと同じだが、その下に「貸玉」・「返却」ボタンが縦に並んでいる。紙幣を入れると「貸玉」ボタンが点灯。ボタンを押下すると「125玉」がすぐに遊技機に転送され、打ち出しが可能となる。そして、筐体側の計数ボタンを押すことで持ち玉をユニットに転送することできる。1プッシュで1玉転送され、長押しすれば250玉ずつ転送される。全て転送後には「計数完了しました」というアナウンスが流れた。
各台計数機とさほど変わらないのではと思っていたが、利便性は上がっていると感じられた。持ち玉遊技になった時、各台計数機だと上皿に玉がなくなる度に再プレイボタンを押さなければならないが、スマパチだとその手間が省ける。
また、従来機は貸玉ボタンを押してから打ち出し可能となるまでに多少のタイムラグがあるが、スマパチだと貸し玉ボタンを押すとすぐに打ち出しが可能となるため、「Vを狙え!」の時に玉がなくなりV入賞を逃してしまうというようなケースはスマパチだと減るのではないだろうか。打感については全く違和感はなかった。
1時間半ほど遊技したがその後も設置5台が満席となることはなかった。新仕様のc時短も搭載されていない普通の甘デジスペックということもあってか、そこまで話題にはなっていないようだった。YouTubeでスマパチの実戦動画を探してみたが、12月26日時点で3本しかないこともそれを物語っている。
ハード面における進化は今回の視察で体感することができた。次は「スマパチ」によって実現可能となる新たなゲーム性・スペックを早く体験してみたいものだ。
©赤塚不二夫/ぴえろ
稼働が悪いのは、サムネで新台以外誰も座っていないのを見るに、ダイイチの店がイマイチなのではないでしょうか?
スペック的にボーダーは何回で、実際のスタートはどれくらい回りましたか?