愛知県を中心にパチンコホールを店舗展開する善都(本社・愛知県豊田市)が支援する一般財団法人善都財団は15日、愛知県の豊田市福祉センターホールにおいて「奇跡の7本指ピアニスト 西川悟平 トーク&ピアノ チャリティーコンサート」を開催した。
善都財団の都筑善惠代表理事は「不治の病と宣告を受けても困難に立ち向かって乗り越えた西川氏の精神的な強さを、夢にあふれるトークから感じてもらいたい」と挨拶した。
当日はおよそ500名が来場。豊田市の青少年音楽3団体と一般社団法人アティックアートが支援する障がい者アーティストらを招待した。来場者は「東京2020パラリンピック閉会式」で大トリを務めた西川氏の演奏・トークに魅了されていた。
西川氏はニューヨークを拠点にピアニストとして活動していたが、難病にかかり、医者に「一生ピアノは弾けない」と宣告された。しかし、懸命なリハビリを重ね、動かなかった指は7本まで動くようになり、ピアニストとして奇跡の再起を果たした。
なお、本公演の収益の一部は福祉団体等に寄付される予定だという。