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1月中に閉店したパチンコホール数は69店舗、一昨年よりもだいぶ少ない数値に落ち着くが中規模以上の店舗閉鎖も目立ち始める

新規則機イヤーとなった2022年に閉店したパチンコホールは全国で計770店舗だった(編集部調べ)。これは2020年および2021年の約600店舗を大幅に上回る数値である。

それでも年初に懸念されていたような1000店舗超えには至らず。結果的に昨年末の時点では7200軒ほどのパチンコホールが営業を継続していて、7000店舗のラインを割り込むことはなかった。

特に下半期(7月から12月)では閉鎖店舗が286軒と少なからず落ち着きを見せつつあって、月次平均は50店舗を下回っていたものだ。こうした推移からも、本年1月の閉店動向に注目していた方は少なくないことだろう。

ちなみにお正月明けとなる1月期は、1年の中で最もパチンコホールの閉店数が多くなる時期である。昨年は(月末に旧規則機の撤去期限が迫っていたこともあり)文字通り近年最大級となる閉店ラッシュが起きていた。170軒ほどのパチンコホールが市場から一気に姿を消したものである。

これはさすがに例外と捉えたいところだが、一昨年の1月期における閉鎖ホール数も約90軒で同年最多だった。

そんな中で2023年1月期の累計閉鎖数は69店舗となっている。20日頃の時点で月内の閉鎖を告知していたホールが既に55軒を超えていたことを思えば、予想よりも少ない数値に落ち着いたという見方も出来そうだ。

なお、閉鎖された69店舗における平均設置台数は345台。半数以上となる36店舗が300台以下の小規模ホールであることはこれまで同様だが、中規模以上のホールにおける店舗閉鎖の割合が徐々に高まっていることは間違いない。

ちなみに最多の設置台数だったのは神奈川県座間市にて営業してきた『123座間店』で936台。こちらは全国展開する有力チェーン「延田エンタープライズ」グループにとって記念すべき関東エリア進出1号店でもあった。

他にも『D’station八千代店』(743台)や『ガリバー大東店』(726台)など700台超えの大型店が閉鎖を選択するケースも見られている。

また、「ラッツ」の屋号で兵庫県にて4店舗を運営してきた「ヒロ企画」グループが経営ホールを全て同日閉鎖するなど、営業中の店舗が無くなるケースも少なくないところ。

結果的に、2月2日時点で営業中のパチンコホールは7137軒となっている。(なお、弊社のデータベース上では一部の「ツイン店舗」を1軒としてカウントしているため、警察庁発表数値などとは若干乖離があることにご留意頂きたい。)

2023年の間に7000店舗を下回ることは確実だと思われるが、その減少スピードは昨年よりだいぶ緩やかなものとなりそうである。


コメント:10件 コメントを書く

  1. 80〜90年代には同じような数が存在していたゲームセンターが今では一駅に一店舗あればいいくらいにまで減ったのと同様、将来のパチ屋もその方向に向かうと思います。

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  2. 電気代も高騰してるし、逝くホールまた出てくるんじゃないか?笑
    ホールによっては昭和時代の古い体質を持ったオーナーがいて、ネオンをテカテカさせないと養分が虫のように寄ってこないから晩はネオンテカテカで節電なんかしねーよ考えてる店は逝くやろな。

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