好業績をけん引した「ＳＬＯＴとある科学の超電磁砲」
藤商事は３日、２０２３年３月期の第３四半期決算を発表した。売上高２６６億７００万円（前年同期比プラス５９．７％）、営業利益４４億３７００万円（前年同期は営業損失２５億２４００万円）、経常利益４６億２０００万円（前年同期は経常損失２４億３５００万円）、純利益３９億４８００万円（前年同期は純損失３０億３５００万円）となった。
パチンコ機は「Ｐ新・遠山の金さん」（５１００台販売）を市場投入したほか、その他のシリーズ機種などを継続販売した結果、販売台数は５万２００台（前年同期比プラス９．０％）となり、売上高１９４億２５００万円（同プラス２４．１％）。パチスロ機は「ＳＬＯＴとある科学の超電磁砲」（１万２０００台販売）を販売し、販売台数は１万７０００台（同プラス４４９．９％）、売上高７１億８２００万円（同プラス６１５．５％）となった。
第４四半期は定評のある萌え系コンテンツ「パチスロ緋弾のアリアⅡ」を市場投入を予定。スマート遊技機については、スマートパチスロ「Ｌゴブリンスレイヤー」の型式試験適合に加え、スマートパチンコについても計画どおり順調に開発中だとしている。
なお、第３四半期連結累計期間の業績および第４四半期における業績見通しなどを勘案し、２０２３年３月期の通期連結業績予想を修正。今回新たに発表した業績予想値は、売上高３４０億円（前回予想値からの増減額プラス４０億円）、営業利益３０億円（前回予想値からの増減額プラス１５億円）、経常利益３１億円（前回予想値からの増減額プラス１６億円）、純利益２５億円（前回予想値からの増減額プラス１３億円）と、いずれも前回予想から上方修正となっている。
修正の理由は、「Ｐサラリーマン金太郎」や「ＳＬＯＴとある科学の超電磁砲」などの好調な販売状況をふまえ、翌期以降の営業戦略を勘案し第４四半期の販売ラインナップについて見直しを行い、一部機種の発売を翌期に繰り越すこととし、通期の累計販売台数は前回発表予想（８万５０００台）を上回る８万８０００台となることなどを挙げている。
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