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2月期におけるパチンコホールの閉店数は43軒、本年だけで120軒以上のホールが閉鎖されて残り7113軒まで減少

『コスモジャパン蟹江店』


2023年2月期におけるパチンコホールの閉店数は43軒確認されている。1月期は約80軒だったため、本年だけで既に120店舗以上のホールが閉鎖されたことに。旧規則機の撤去期限を迎えた昨年同期と比較すると一応半減した格好ではあるが、依然として淘汰が進んでいる状況に変わりはない。

閉鎖ホールの内訳をみていくと「設置台数が300台以下の小規模店」が16軒・約37%となっていて、やや少な目だった。その代わり中規模以上のホールが閉鎖を選択するケースがこれまでより多く見られている。こうした傾向は昨年後半から続いており、光熱費等の高騰やスマート遊技機への入替を考慮すると今後も更に加速していくと予想されるところだ。

なお、2月期は特に大手チェーンにおける閉店が目立っていた点も挙げておきたい。

パチンコ業界最大の経営ホール数を誇るダイナムグループでは、2月26日(日)の営業を以って4店舗を閉鎖した。その内3店舗は低貸専門店の「ダイナムゆったり館」として営業してきたホールであり、同ブランド店舗の閉鎖が相次ぐことに。

コロナ禍により一旦足の遠のいた高齢層顧客などがまだまだ戻りきらないことも関係しているのだろうか。「低貸専門店」という営業形態自体が岐路に立たされている感も否めないが、現時点では全国に606店舗残っている点も付記しておきたい。

また業界最大手のマルハングループでも2月期は2軒が閉鎖されて、本年の閉店数は3軒目に。ただし『マルハン加古川店』については同店から4キロほど北側に『マルハン新加古川店』が出店準備中となっていて、移転オープンのような格好だ。更なるスクラップ&ビルドを推進していくのかにも注目したい。

そしてガイアグループでは大阪府堺市の『ガイアネクスト深井店』を閉鎖した。加えて「PAO」ブランドの3店舗をベガスベガスに事業承継させることも公告されていて、いよいよ経営ホール数が100店舗の大台を下回っている。

最後に、京都府のパチンコ企業「㈱ナカサン」が運営してきた2店舗が2月18日に急遽閉店となったニュースも記憶に新しいところ。昨年11月には同社の経営者らが風営法違反(無承認変更)の疑いで書類送検されたと複数のメディアが報じていたため、今後の動向にも注目が集まっていたホールである。結局、経営する2店舗ともに閉店となった次第だ。

これにてパチンコホールの総数は(出店準備中の店舗も含めると)7113軒まで減少。年度末となる3月期には果たして何軒の閉鎖ホールが出るのだろうか。


コメント:28件 コメントを書く

  1. 新紙幣対応で更に閉店ラッシュ

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  2. まだまだしぶといなあ

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