ＳＡＮＫＹＯ２３年３月期決算、販売台数が大きく伸び増収増益

ＳＡＮＫＹＯは１１日、２０２３年３月期の連結決算を発表した。

それによると、売上高１５７２億９６００万円（前期比プラス８５．４％）、営業利益５８５億３２００万円（同プラス１７４．１％）、経常利益５９３億４１００万円（同プラス１６６．６％）、当期純利益４６８億９３００万円（同プラス１５３．９％）。パチンコ機・パチスロ機の販売台数が大きく伸び、前期比で大幅な増収増益を達成した。

パチンコ機関連事業においては、「フィーバーからくりサーカス」（３万台販売）や「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア３黄金絶唱」（２万６９００台販売）、「ゴジラ対エヴァンゲリオン～Ｇ細胞覚醒～」（Ｂｉｓｔｙブランド、５万台販売）など１０タイトル（リユース機を除く）を発売し、総販売台数は２６万８７２６台（前期比プラス６３．３％）となり、売上高１２２５億７６００万円（同プラス７０．６％）、営業利益５４２億２３００万円（同プラス１２４．６％）。

パチスロ機関連事業では、「パチスロ　アクエリオン　ＡＬＬ　ＳＴＡＲＳ」（１万台販売）と「パチスロ　革命機ヴァルヴレイヴ」（２万６４００台販売）、「パチスロ機動戦士ガンダムユニコーン」（Ｂｉｓｔｙブランド、１万４９００台販売）の３タイトルを発売。販売台数は５万１５８１台（前期比プラス１２９．９％）となり、売上高２２５億５１００万円（同プラス１５３．６％）、営業利益９２億８０００万円（同プラス６８３．１％）で大幅な増収増益となった。

また、補給機器関連事業については、パチンコホールにおいてスマートパチスロ機の導入に伴う設備投資が活発に行われたことから、売上高１１９億円（前期比プラス２０７．９％）、営業利益７億円（同プラス５４０．９％）となった。

今後の見通しでは、パチスロ市場が好調なことから販売タイトル数を増加させる方針。また、スマートパチンコ機第一弾については、「スマート遊技機の特性を活かしたものとし、スマートパチンコ市場においても当社グループの開発力での優位性を存分に発揮してまいります」とし、通期でパチンコ２８万７０００台、パチスロ９万台の販売を計画。これらを踏まえ、２０２４年３月期の連結業績予想は、売上高１７５０億円（前期比プラス１１．３％）、営業利益５９５億円（同プラス１．７％）、経常利益６００億円（同プラス１．１％）、当期純利益４１５億円（同マイナス１１．５％）を見込む。