オーイズミ２０２３年３月決算、スマート遊技機用ユニットの販売好調により増収増益

オーイズミは１２日、２０２３年３月期連結決算を発表。それによると売上高１８１億２７００万円（前期比プラス６８．０％）、営業利益１１億９２００万円（同プラス９６．７％）、経常利益１１億８４００万円（同プラス１１０．３％）、純利益１６億９１００万円（同プラス３３４．７％）の大幅な増収増益となった。

機器事業では、遊技機部門において「パチスロひぐらしのなく頃に祭２カケラ遊び編」「パチスロ閃乱カグラＢＵＲＳＴ　ＵＰ」「パチスロＯＶＥＲＬＯＲＤ絶対支配者光臨Ⅱ」を市場投入。しかし、スマートパチスロへの対応の遅れにより、販売台数は計画していた水準には至らなかった。一方で、周辺機器部門は、スマート遊技機用ユニットの受注・出荷が順調に推移。また、２０２３年１月に子会社化した高尾が「Ｐ　ｓｉｎ　七つの大罪　Ｘ-ＴＲＥＭＥ」を市場投入し、利益獲得に大きく貢献し、売上高１０６億５４００万円（前期比プラス７３．７％）、セグメント利益９億９９００万円（同プラス１５５５．８％）となった。

今後は、スマート遊技機及び周辺設備機器に特化した技術開発部門の体制強化・合理化により新製品の開発期間短縮を図るとともに、生産において原材料価格の高騰、半導体等の電子部品供給不足等、部品調達リスクを捉えた綿密な生産計画の立案、実行に注力。これらを踏まえ、２０２４年３月期の連結業績予想については、売上高２１８億円（前期比プラス２０．３％）、営業利益１１億円（同マイナス７．７％）、経常利益１０億５０００万円（同マイナス１１．３％）、純利益６億２０００万円（同マイナス６３．３％）を見込む。