阪神タイガースが2005年以来、18年ぶりにリーグ優勝を果たした。優勝を決めた試合の相手が宿敵・ジャイアンツということもあり、タイガースファンにとって特別な夜になったのではないだろうか。
関西圏のパチンコ市場はどんな状況だったのか。編集部では阪神タイガースのお膝元・尼崎市にある尼崎中央商店街のパチンコ店を視察してきた。
試合が始まる18時頃に阪神尼崎駅に到着し、商店街周辺にあるパチンコ店を視察すると、休憩スペースなどに設置したテレビでは当然のように野球中継を放映していた。
『ベラジオPlus尼崎』では各コースの端に吊り下げ型のテレビを設置していて、特にテレビから近い台に座っていた人は試合を気にしながら遊技する姿が印象的であった。また、『a2パステ』では中央通路に吊り下げ型のテレビを2台並べて設置。タイガース戦に加えてカープ戦(マジック対象チーム)の2試合を同時に観れるようになっていて、近くを通りかかる際に立ち止まって試合経過を確認する人が多かった。
ただ、これらの店舗ではテレビで試合を流しているものの、タイガースを応援するようなポスターやPOP類は一切、見られなかったもの。
そんな中、『キコーナ尼崎本店』だけは一味違った。店頭には「AREまでM1」と書かれたポスターを掲示し、さらに「六甲おろし」を店内のみならず商店街内にも聞こえるほどの大音量でリピート再生していた。
そして優勝が決まった21時過ぎに店の前を再び通ると早くもスタッフが「おめでとう 優勝」のポスターに差し替えているところだった。スタッフに話を聞くとマジックが点灯してからずっとカウントダウンしていたとのこと。
ここまでタイガースが好きな店長なんだから本日は出血大サービス、なんてことがあるかもしれないと期待するファンは多いだろう。
この調子のままタイガースが日本一になった際にはどんな状況になるのか。引き続き注目しておきたい。