京都府遊技業協同組合(京遊協)・公益財団法人京遊連社会福祉基金は11月29日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにおいて寄付・助成金の贈呈式並びに営業者・管理者等研修会を開催した。会に先立ち、ホテル玄関前において、寄贈福祉車輌の出発式が行われ、白川鐘一理事長と受納団体の社会福祉法人京都総合福祉協会の西村理事長によるテープカットの後、車いす送迎車両が出発した。
贈呈式の冒頭、挨拶に立った白川理事長は、「ここ数年、我が業界は大変厳しい経営環境を強いられており、京都はもとより全国的にも店舗数の減少が続いているが、社会貢献の必要性と重要性をご理解いただき、本日寄付金・助成金の贈呈式を行えることに本当に嬉しく思う」と述べた。
寄贈式では、京遊協から福祉車輌を寄贈。また、同青年部から4団体、京遊連社会福祉基金から京都市以下24団体へ寄付金・助成金が各団体代表者に贈呈された。これ以外にも、全国車いす駅伝競走大会実行委員会などに助成金を贈呈する予定で、本年度の助成金等総額は1711万817円に上り、財団発足以来の累計金額は9億5068万2402円となった。
続いて行われた営業者・管理者等研修会では、京都外国語大学中国語学科長の竹内誠教授より「私観:中国のひと・ことば・文化」と題した講演を行った。行政講話では、京都府警生活安全企画課許可等事務審査室の向日路孝祥室長補佐が、「広告宣伝の運用」「不正防止対策」「のめり込み依存防止対策」「社会的地位の向上」について訓話した。