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ABCが静岡県児童養護施設協議会に92万円を寄附

静岡県を中心にパチンコホールを店舗展開するABC(本社・静岡市駿河区)は2月27日、静岡市葵区の静岡県総合社会福祉会館シズウエルにおいて「児童養護施設等退所児童応援事業」寄附金贈呈式を開催した。

今年で5回目となる本事業は、静岡県内の児童養護施設等を退所し、4月より新生活を始める児童を対象に必要な支度費として1名につき4万円を寄附する取り組み。同社では2020年より児童が自立し、より充実した新生活が送れることを願い、必要な品物を購入する際の資金として援助してきた。

贈呈式で冨田和宏社長は「社会に出て自立していく若者たちにとって、社会に出る一歩目が非常に重要。その一歩目に対して微力ながらサポートができれば」と挨拶し、静岡県児童養護施設協議会の石川順会長に目録を贈呈した。

児童代表からは「私は将来、私が多くの職員に支えてもらったように子供たちを近くで見守り支えていきたいと考えています。大学に進学して福祉心理学を学び、児童養護施設の職員になりたいと思っています」と感謝の言葉を述べた。

今年度の対象者は9施設の23名で計92万円を寄附した。これにより寄附金累計額は544万円となった。


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