警察庁生活安全局保安課は４日、２０２３年中の風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況をまとめた「令和５年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況等について」を公表した。
２０２３年末におけるパチンコホール数（許可数）は前年より５８２軒減少し７０８３軒。その内訳はパチンコ・パチスロ併設店が６６４０軒（前年比マイナス４１４軒）、パチスロ専門店が４４３軒（同マイナス１６８軒）だった。
２０２３年末における遊技機全体の備付台数は３４２万５２４６台で前年より３．９％減少。備付台数の内訳では「ぱちんこ遊技機」が２０７万７６４１台（前年比マイナス１２万７６９１台）、「回胴式遊技機」が１３４万７４６６台（同マイナス１万１１０２台）、スマートボール等が１３９台（同増減なし）となった。１店舗あたりの備付台数は前年の４６５．０台から４８３．６台に増加した。
台数別の営業所数は、「１００台以下」２７５軒（同プラス３７軒、構成比３．９％）、「１０１～３００台」１６３０軒（同マイナス３５７軒、構成比２３．０％）、「３０１～５００台」２４５７軒（同マイナス２９８軒、構成比３４．７％）、「５０１～１０００台」２３４６軒（同プラス１５軒、構成比３３．１％）、「１００１台以上」３７５軒（同プラス２１軒、構成比５．３％）。全体の６１．５％を占める備付台数５００台以下の営業所は前年より１２．４ポイント減少。一方で３８．５％を占める備付台数５０１台以上の営業所は前年比で１．３ポイント増加している。
また、パチンコ店に対する行政処分（取消し・廃止命令等、停止命令等、指示）の件数は２０８件（前年比マイナス１８９件）だった。