シーズリサーチはこのほど、パチンコ業界における景気動向の判定を目的に四半期ごとに実施している「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の96回目となる報告書を発表。過去1カ月の収益・売上・粗利などから判断される全般的業況は前回比27.7ポイント良化の23.7ポイントと大幅に回復。3カ月後も現状維持の見通しとなった。
稼動状況は、パチンコがマイナス42.1ポイント(前回比12.6ポイント良化)、パチスロが46.1ポイント(同22.1ポイント良化)とそれぞれ回復傾向が見られた。ただし、3カ月後はパチンコが現状維持に対して、パチスロは落ち込む見通しである
今後3カ月の営業施策について、設置台数を増減差(増台‐減台)で見ると、パチンコ設置台数はマイナス36.5ポイント(前回比17.3ポイント悪化)まで落ち込んだ。一方、パチスロ設置台数は42.3ポイント(同9.6ポイント良化)まで回復した。
また、遊技機の購入費を増減差(増やす-減らす)で見ると、パチンコ新台はマイナス28.8ポイント(前回比16.7ポイント良化)、パチスロ新台は13.5ポイント(同38.2良化)。パチンコ・パチスロともにが大幅に良化するも、パチンコ新台は依然としてマイナス圏で推移している。
なお、今回の調査は3月14日から3月29日にかけて実施し、54企業より回答が得られた。