ホール関係4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)は20日、「パチンコ・パチスロ店営業における賞品の提供方法に関するガイドライン」を制定した。
これは、昨今における遊技客の価値観やニーズの多様化に伴い、賞品の多様化がより一層求められている現状に鑑み、平成18年の賞品の取りそろえの充実に関するホール関係5団体(当時)決議を踏まえ、ホール関係4団体が警察庁の確認をもって今後の賞品の取りそろえに関する事項や新たな専用賞品についての基本的な考え方等を示したもの。
ガイドラインでは賞品の取りそろえの充実に資する取り組みとして、遊技機の版権に関連する賞品などのパチンコ専用賞品・パチスロ専用賞品の提供ができるようになった。ただし、新たな専用賞品を提供する場合は、等価交換規制の遵守はもちろん、陳列方法についても「パチンコ・パチスロ共通賞品、パチンコ専用賞品、パチスロ専用賞品をそれぞれ区分し、これらの混在して陳列しないことなどが規定されている。
また、本ガイドラインを遵守のため、違反する行為が確認された場合は、ホール団体が事実確認やホール営業者に対する是正勧告を行なうこととし、「ガイドライン違反等が疑われる広告宣伝に関する情報システム」に準じて対応するとしている。
ホール4団体では、「ホール営業者等に対し、本ガイドラインの制定趣旨の十分なご理解と遵守の徹底により、お客様が楽しみながら多様な賞品を選べる環境の整備に努めるようお願いする」としている。