日本遊技関連事業協会(日遊協)は11日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京において第35回通常総会を開催。任期満了による役員改選では、西村拓郎会長を再選した。
西村会長は冒頭の挨拶で、日遊協の第7代の会長であることに誇りをもって務めることができたことに謝意を示した。また、6月24日に開催する合同懇親会にて業界パーパスを発信していく予定であることを明かし、パチンコ業界の社会的意義や志を掲げて、パチンコ業界百年の計として新たな飛躍を示していくとしている。
議事では、西村会長、大久保正博副会長、金光淳用副会長を議長団に選任。議案は4議案を上程し、原案通り承認した。また、新規団体加盟として一般社団法人プリペイドシステム協会(PSA)および一般社団法人電子認証システム協議会(認証協)を迎えた。
来賓として出席した警察庁保安課の松下和彦課長が業界の健全化に向けて講話。「昨年来、広告宣伝ガイドラインの制定やギャンブル等依存症推進計画の取組みも着実に進めていただいているところ、こういった業界の自主的な取組みが機能することで、業界全体の健全性が高まり、業界に対する世間のイメージが高まることにつながると思う。とりわけのめり込み・依存の問題は、世間の目が厳しくなっており、パチンコによるのめり込み・依存による生活の崩壊ということがクローズアップされれば、さらに厳しい対応を求められることに留意していただきたい」と述べ、業界唯一の横断的組織として日遊協に期待した。
[文・構成/情報島編集部]