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全般的業況が大幅に悪化、マイナス圏に ~シーズリサーチ第97回パチンコ景気動向指数調査報告書

シーズリサーチはこのほど、パチンコ業界における景気動向の判定を目的に四半期ごとに実施している「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の97回目となる報告書を発表。過去1カ月の収益・売上・粗利などから判断される全般的業況は前回比36.0ポイント悪化しマイナス12.3ポイントとマイナスに転じた。3カ月後もマイナス9.6ポイントとなる厳しい見通しとなった。

稼動状況は、パチンコがマイナス61.6ポイント(前回比19.5ポイント悪化)、パチスロが30.1ポイント(同16.0ポイント悪化)と、パチンコ・パチスロともに前回から悪化した。3カ月後はパチンコがマイナス50.7ポイントまで回復する見通しなのに対して、パチスロは31.5ポイントと横ばいの見通しである。

今後3カ月の営業施策について、設置台数を増減差(増台‐減台)で見ると、パチンコ設置台数は依然としてマイナス圏ながらもマイナス16.3ポイント(前回比20.2ポイント良化)まで大幅に回復した。一方、パチスロ設置台数は36.7ポイント(同5.6ポイント悪化)まで落ち込んだが、好調を維持した。

また、遊技機の購入費を増減差(増やす-減らす)で見ると、パチンコ新台はマイナス23.4ポイント(前回比5.4ポイント良化)、パチスロ新台は18.8ポイント(同15.8悪化)と、パチンコ新台は良化が続くも、依然としてマイナス圏で推移している。

なお、今回の調査は6月13日から6月28日にかけて実施し、51企業より回答が得られた。


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