埼玉県遊技業協同組合(埼玉県遊協)は11月25日、さいたま市大宮区のさいたま市民会館において「埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会」の発足式を開催。今後は同協議会を通じて一丸となり、積極的に暴排活動を推進していく。
同協議会の会長に就いた趙顕洙理事長は、「現在、業界ではパチンコ・パチスロ産業としての存在意義や目的を示すパーパスの『遊びの力で、心を元気に。』のもと、その実現に向けて、地域社会から認められる存在、あって良かったと思われる業界づくりに取組んでおり、『安心・安全』は大前提。特に暴排活動はその根幹をなすもの。本協議会の発足は、暴力団等反社会的勢力に対する私たちの強いメッセージになり、ホールのお客様はもとより、従業員やその家族、ひいては地域の皆様方の安心安全につながるものと確信している」と設立意義を述べた。
また、同協議会の顧問を務める埼玉県警察本部刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策第一課の鹿内士課長は、県内の暴力団情勢について報告したほか、匿名性の高い通信手段等を活用しながら特殊詐欺などの犯罪を繰り返す、匿名流動型犯罪グループの暗躍などを懸念し、治安対応の重要性を訴えた。
式典ではこのほか、趙会長による暴排宣言に続き、公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センターの小笠原正男専務から趙会長へ暴排プレートが渡された。