遊技機事業は前期ヒットした「スマスロ北斗の拳」の反動減で減収減益、セガサミーＨＤが２０２５年３月期第３四半期決算発表

セガサミーホールディングスは２月７日、２０２５年３月期第３四半期の連結決算を発表。売上高は３２２３億１６００万円（前年同期比マイナス８．１％）、営業利益４３７億６００万円（同マイナス２０．８％）、経常利益４９４億１０００万円（同マイナス１３．９％）、純利益４１７億５６００万円（同プラス１７．３％）となった。

遊技機事業は、売上高７６４億３０００万円（前年同期比マイナス３５．６％）、経常利益１９７億５６００万円（同マイナス５７．２％）。前期ヒットした「スマスロ北斗の拳」の反動減により、前年同期比で減収減益となったが、複数タイトルの販売が想定を上回り、期初の想定に対しては堅調に推移しているとしている。累計販売台数はパチスロ機が６タイトル７万３４３７台（前年同期は１６万３６９８台）、パチンコ機が６タイトル７万４０４０台（同７万４６８１台）。

また、来期以降に「北斗の拳　転生の章」及び「甲鉄城のカバネリ」の次回作のほか、大ヒットアニメ「東京リベンジャーズ」や「リコリス・リコイル」とタイアップしたタイトル等の投入を予定する。

エンタテインメントコンテンツ事業は、売上高２３８６億２４００万円（前年同期比プラス８．２％）、経常利益３７５億６４００万円（同プラス８８．７％）、ゲーミング事業は売上高３１億１８００万円（前年同期比プラス２２２．６％）、経常利益９億５４００万円（前年同期は１億１６００万円の経常損失）と、それぞれ増収増益となっている。

また、２０２５年３月期通期の連結業績予想の修正を発表。修正後の業績予想は、売上高４２５０億円（増減率マイナス４．５％）、営業利益４６０億円（同プラス２．２％）、経常利益５１５億円（同プラス７．３％）、純利益３７５億円（同マイナス３．８％）。遊技機事業においては、製品力向上を図るため、第４四半期に予定していた主力タイトル等の投入時期を来期以降に延期することを要因に、販売台数計画をパチスロ機８万６０００台（前回予想１０万７０００台）、パチンコ機９万７０００台（前回予想１１万５０００台）に修正した。